2019年12月10日 10:00シフォンケーキをふわふわにするコツとは?作り方と材料・道具選びのポイント
シフォンケーキを作るとき心配になるのが、ちゃんとふわふわに仕上げられるのかということ。
難しく感じてしまいがちですが、ポイントを押さえればおいしいシフォンケーキを作るのも簡単です。
今回は、シフォンケーキをふわふわにするコツや材料、道具選びのポイントをご紹介します。
ふわふわのシフォンケーキはそのままでもおいしい!
軽い口当たりのプレーンなシフォンケーキは、さっぱりと優しい風味なのが大きな特徴。
シンプルで素朴な味わいに感じられるため、小さな子どもから大人まで好まれやすいのも魅力ですよね♪
ふわふわと柔らかい生地に仕上がれば、生クリームを添えたりアレンジしたりしなくても、そのままでおいしく食べられます。
さっと気軽に食べやすい食感なので、ちょっと小腹がすいたときはもちろん、気軽なティータイムを楽しみたいときなどさまざまなシーンにぴったりです。
シフォンケーキをふわふわにするコツ
シフォンケーキならではの柔らかい生地を作るためには、細かな作業にもきちんと気を配るのが重要です。
生地をふわふわにするコツを押さえて、おいしいシフォンケーキに仕上げましょう。
ふわふわのシフォンケーキに欠かせない材料とは?
シフォンケーキの材料には、バターではなくサラダ油を使用します。
サラダ油には生地がふんわりと膨らむのを助け、ボリュームを出す働きがあるためです。
焼いているときに生地が伸びるのを邪魔しないので、ふわふわと軽い口当たりのシフォンケーキに仕上がります◎
材料を用意するときに気を付けること
あらかじめ薄力粉やベーキングパウダーをふるっておくのも大切なポイントです。
粉類をふるっておかないとダマになりやすく、卵を加えたときに上手に混ざらないことも…!
生地をたくさん混ぜすぎてしまうと気泡をつぶしてしまうので、材料が混ざりやすい状態にしておくのもシフォンケーキをふわふわにするコツです。
メレンゲを作るときの重要なポイント
ふっくらと柔らかいシフォンケーキは、メレンゲの膨らむ力を利用して作るスイーツです。
そのため、しっかりとした状態のメレンゲを作るのがとっても大切。
メレンゲを作るときに油分が入ると泡立ちにくくなり、きめ細かい泡が作れなくなってしまいます。
卵黄には油分が多く含まれているため、卵白と混ざってしまうときれいなメレンゲが作れません。
エッグセパレーターを使うなどして、メレンゲを作るときは卵白と卵黄をきちんと分けてから作業を始めるのがポイントです◎
メレンゲ作りの詳しい手順やコツについては、こちらの天満紙器の公式Instagramでご紹介しています。
「メレンゲを作ったことがないので不安」
「いつもメレンゲ作りで失敗してしまう」
という方はぜひチェックしてみてください!
https://www.instagram.com/p/Bwa4Nrogims
ふわふわにするための生地の混ぜ方
シフォンケーキの生地をふわふわにするコツは、ゴムべらを使ってさっくりと混ぜること。
生地を混ぜすぎると、生地を膨らませるために重要なメレンゲの気泡がつぶれてしまいます。
そのため、いくら焼いても膨らまない、口当たりが重くなるなどのトラブルの原因に。
しかし、生地とメレンゲがきちんと混ざっていないと、口どけが悪くきめの粗い生地に仕上がってしまいます。
メレンゲをつぶさないように、ボウルの底から大きく切るようにすくい上げながら丁寧に混ぜましょう。
こちらのInstagramでは生地の混ぜ方のポイントを詳しくご紹介しています。
混ぜる工程の写真もあるので参考になりますよ。
生地の流し込み方にもポイントがある!
作った生地を型に流すときの作業にも、ふわふわにするコツが隠れています。
シフォンケーキの生地は低い位置から静かに流し込み、衝撃を与えないように気を付けましょう。
高い位置から生地を流すと衝撃によってメレンゲの気泡がつぶれてしまい、ふんわりと膨らまなくなってしまいます。
また、シフォンケーキの生地を型に流せたら、焼く前に大きな気泡を取り除くのがきれいに仕上げるためのポイント。
フォークで生地を軽く混ぜ、型を台に打ち付けて大きな気泡をつぶしましょう。
流し込んだシフォンケーキ生地の表面がなめらかになり、ふわふわと膨らみやすくなります。
オーブンの設定もきちんとチェック
シフォンケーキを作るときは、オーブンの設定をきちんとチェックしておくのもコツ。
しっかりと予熱をしてオーブンを温めておくのはもちろん、適切な温度や時間で設定するなど焼成中も気を抜けません。
温度が高すぎると表面だけ先に焼けてしまい、膨らむ力が邪魔されてしまいます。
また、温度が低すぎるとメレンゲがしっかりと膨らまず、ふわふわした生地に仕上げられません。
オーブンの種類などによって適切な温度や時間が異なる場合もあるため、生地の状態を確認しながら調整するとよいでしょう。
シフォンケーキの焼き方のコツとは?
ムラが出ないようにきちんと焼くのも、シフォンケーキの生地をふわふわにするコツです。
全体にまんべんなく熱が伝わるように、ターンテーブルのオーブン皿を使ったり型の左右を入れ替えたりして、火の通り具合を調整します。
型の左右を入れ替えるときは、生地がある程度焼けてから行うのがポイントです。
オーブンを開けると熱が外に逃げるため、庫内の温度が下がってしまいます。
表面を押してふんわりとした弾力が出れば、おいしいシフォンケーキの焼き上がりです♪
焼き方のコツも、こちらのInstagramでご紹介しています。
焼き上がった後の冷まし方なども解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ふわふわシフォンケーキを作るための道具選び
ふわふわと膨らんだシフォンケーキを作るためには、使用する道具にもしっかりとこだわりたいもの。
シフォンケーキ作りにはさまざまな調理器具などを使用しますが、その中でも生地の焼き上がりを左右する大切なアイテムが焼き型です。
焼き型も素材によって特徴が大きく異なるため、シフォンケーキの生地に適したタイプを選ぶ必要があります。
シフォンケーキは型に油やバターを塗らないので、しっかりと生地を張り付かせられる素材で作られたものがおすすめ。
紙の型は生地が張り付きやすく、ふんわりと膨らむ力を助けてくれます。
また、おしゃれなデザインのものも多いため、そのままラッピングしてプレゼントするときにも大活躍です♪
おわりに
プレーンでもおいしいシフォンケーキは、シンプルな材料で手軽に作れるため普段のおやつにもぴったりなスイーツです。
シフォンケーキをふわふわにするコツは、材料選びから生地の焼き方までさまざま。
材料や型の形、流し込み方にもそれぞれ意味があるため、ひとつひとつの手順を正確に丁寧に行うことが大切です。
便利な紙の型を使えば、道具の準備や後片付けも簡単に◎
作り方のコツを覚えて、ふんわり食感の優しいシフォンケーキを作ってみましょう。